2019年のFIA F2選手権
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2019年のFIA F2選手権 | |||
前年: | 2018 | 翌年: | 2020 |
ペアレントシリーズ 2019年のF1世界選手権 フィーダーシリーズ 2019年のFIA F3選手権 |
2019年のFIA F2選手権は、 FIAフォーミュラ2世界選手権の第3回大会。
エントリー
[編集]参戦ドライバーの数は20人。全車エンジンがメカクローム製の3.4L V6シングルターボエンジンを搭載したダラーラ製のF2 2018のシャーシを使い、タイヤはピレリが供給するタイヤを使用する。
エントラント名 | No. | ドライバー | 出走記録 |
---|---|---|---|
カーリン | 1 | ルイ・デレトラズ | 全戦 |
2 | 松下信治 | 全戦 | |
ARTグランプリ | 3 | ニキータ・マゼピン | 全戦 |
4 | ニック・デ・フリース | 全戦 | |
DAMS | 5 | セルジオ・セッテ・カマラ | 全戦 |
6 | ニコラス・ラティフィ | 全戦 | |
ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング | 7 | 周冠宇 | 全戦 |
8 | ルカ・ギオット | 全戦 | |
プレマ・レーシング | 9 | ミック・シューマッハ | 全戦 |
10 | ショーン・ゲラエル | 全戦 | |
ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズ | 11 | カラム・アイロット | 全戦 |
12 | ファン・マヌエル・コレア | 1–9 | |
マテヴォス・イサーキャン | 11–12 | ||
カンポス・レーシング | 14 | ドリアン・ボコラッチ | 1–5 |
アルジュン・マイニ | 6–8 | ||
佐藤万璃音 | 9–12 | ||
15 | ジャック・エイトケン | 全戦 | |
MPモータースポーツ | 16 | ジョーダン・キング | 1–3, 5–12 |
アルテム・マルケロフ | 4 | ||
17 | マハヴィール・ラグナタン[N 1] | 1–5, 7–12 | |
パトリシオ・オワード[N 2] | 6 | ||
BWT・アーデン | 18 | タチアナ・カルデロン | 全戦 |
19 | アントワーヌ・ユベール † | 1–9 | |
22 | アルテム・マルケロフ | 11–12 | |
トライデント | 20 | ジュリアーノ・アレジ | 全戦 |
21 | ラルフ・ボシュング | 1–5, 8–9, 11 | |
ライアン・ティベター | 6 | ||
ドリアン・ボコラッチ | 7 | ||
クリスチャン・ルンガー | 12 | ||
出典:[1] |
チームの変更
[編集]- ロシアンタイムは、2013年からF2とその前身であるGP2シリーズに参戦し 、2017年にはチームタイトルを獲得したが、同チームのマネジメントが担っていたヴィルトゥオーシ・レーシングが体制を引き継ぎ、2019年からは新チーム『ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシング』としてF2に参戦することとなった[2]。
- アーデン・インターナショナルは、メルセデスのモータースポーツ活動チームのHWA・レースラボと提携し、BWT・アーデンとして参加する[3]。
ドライバーの変更
[編集]- 昨シーズンランキング上位のジョージ・ラッセルはウィリアムズ[4]から、ランド・ノリスはマクラーレン[5]、アレクサンダー・アルボンはトロ・ロッソ[6]から、それぞれF1に参戦する。
- 昨シーズン、アーデンから参戦していた福住仁嶺とマキシミリアン・ギュンターはF2から離れ、福住はスーパーフォーミュラ[7]とSUPER GTに参戦し、ギュンターはフォーミュラEに参戦する。
- 昨シーズン、ロシアンタイムから参戦していたアルテム・マルケロフと牧野任祐はそれぞれ、TEAM LEMANSとNAKAJIMA RACINGからスーパーフォーミュラに参戦する[7]。
- 松下信治が1年振りにカーリンからF2に参戦する[8]。チームメイトにはルイ・デレトラズが加わった[9]。
- プレマ・レーシングはトロ・ロッソのテストドライバーを務めるショーン・ゲラエルが昨シーズンに引き続き参戦する[10]。チームメイトには、2018年のFIAヨーロピアンF3選手権のチャンピオンで、F1ワールドチャンピオンを獲得したミハエル・シューマッハの息子のミックが加わる[11]。
- 元F1ドライバーのジャン・アレジを父にもつジュリアーノはGP3からステップアップし、トライデントから参戦する[10]。
- 2018年にカンポスからF2に参戦していたルカ・ギオットは、ロシアンタイムから名称を変更するユニ-ヴィルトゥオーシへ移籍し、チームメイトには、周冠宇が加わる[10]。
- タチアナ・カルデロンはGP3からステップアップし、BWT・アーデンから参戦する。チームメイトには、昨年のGP3チャンピオンであるアントワーヌ・ユベール[12]。
- ジョーダン・キングはインディ500に参加するため、第4戦モナコを欠場する[13]。代役はスーパーフォーミュラに参戦しているアルテム・マルケロフが務める[14]。
カレンダー
[編集]2019年カレンダーは2018年シーズンと同じ12ラウンドで開催される予定で、全戦F1のサポートレースとして行われた。
- レースは1ラウンド毎2レース制。金曜日にフリー走行45分(2013年までは30分)と予選30分、土曜日にレース1(Feature Race,フィーチャーレース)、日曜日にレース2(Sprint Race,スプリントレース)を行う。
ラウンド | サーキット | フィーチャーレース | スプリントレース |
---|---|---|---|
1 | バーレーン・インターナショナル・サーキット, サヒール | 3月30日 | 3月31日 |
2 | バクー市街地コース, バクー | 4月27日 | 4月28日 |
3 | カタロニア・サーキット, ムンマロー | 5月11日 | 5月12日 |
4 | モンテカルロ市街地コース, モンテカルロ | 5月24日 | 5月25日 |
5 | ポール・リカール・サーキット, ル・カステレ | 6月22日 | 6月23日 |
6 | レッドブル・リンク, シュピールベルク | 6月29日 | 6月30日 |
7 | シルバーストン・サーキット, シルバーストン | 7月13日 | 7月14日 |
8 | ハンガロリンク, モジョロード | 8月3日 | 8月4日 |
9 | スパ・フランコルシャン, スタヴロ | 8月31日 | 9月1日 |
10 | モンツァ・サーキット, モンツァ | 9月7日 | 9月8日 |
11 | ソチ・オートドローム, ソチ | 9月28日 | 9月29日 |
12 | ヤス・マリーナ・サーキット, アブダビ | 11月30日 | 12月1日 |
出典: [15] |
結果
[編集]レース
[編集]フィーチャーレースでは上位10位、スプリントレースでは上位8位にポイントが与えられる。フィーチャーレースのポールシッターも4ポイントを獲得し、フィーチャーレースとスプリントレースの両方でトップ10に入り最速ラップを記録したドライバーに2ポイントが与えられる。スプリントレースのグリッドはフィーチャーレースの結果に基づいており、上位8人のドライバーはリバースグリッドになるため、スプリントレースのポールシッターには追加のポイントは与えられない。
- フィーチャーレースポイント
ポジション | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | PP | FL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポイント | 25 | 18 | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 | 4 | 2 |
- スプリントレースポイント
ポジション | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | FL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポイント | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 | 2 |
ドライバーズ・チャンピオンシップ
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ノート:
- - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
チーム部門
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脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ インド人ドライバーだが、オランダのライセンスで参加する
- ^ メキシコ人ドライバーだが、アメリカのライセンスで参加する
- ^ つまり、レース1で8位のドライバーがポールポジション、レース1の優勝者が8番グリッドからスタートする。
- ^ 松下信治がファステストラップを記録したが、トップ10外でフィニッシュしたため、ファステストポイントを獲得できなかった。
- ^ ルカ・ギオットがファステストラップを記録したが、フィニッシュできなかった為、ファステストポイントを獲得できなかった。
- ^ ショーン・ゲラエルがファステストラップを記録したが、トップ10外でフィニッシュしたため、ファステストポイントを獲得できなかった。
- ^ レースが放棄されたためポイントは加算されなかった。
- ^ ミック・シューマッハがファステストラップを記録したが、トップ10外でフィニッシュしたため、ファステストポイントを獲得できなかった。
出典
[編集]- ^ “Teams & Drivers”. fiaformula2.com 2019年5月12日閲覧。
- ^ “FIA F2:新チーム『UNI Virtuosi Racing』が参戦。ロシアンタイムの体制を引き継ぐ”. auto sport Web (2018年12月5日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “FIA F2:アーデンとメルセデス前線部隊HWAが協力。HWAはフォーミュラE、F3と活動範囲拡大”. auto sport Web (2019年1月23日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “ジョージ・ラッセル、来季F1デビューが決定。ウイリアムズ入り”. motorsport.com (2018年10月12日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “バンドーンの後任として2019年はランド・ノリスがマクラーレンに加入”. AUTO SPORT web (2018年9月3日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “トロロッソ・ホンダ、アルボンの起用を正式発表。クビアトのチームメイトに”. motorsport.com (2018年11月27日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ a b “全チームでドライバー変更の大シャッフル。ホンダが2019年スーパーフォーミュラのラインアップを発表”. AUTO SPORT web (2019年1月11日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “松下信治のF2復帰が決定。FIA-F4チャンピオンの角田裕毅は欧州FIA F3参戦へ”. AUTO SPORT web (2018年11月26日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “FIA F2:ルイス・デルトラズがカーリンへ移籍。松下信治のチームメイトに”. AUTO SPORT web (2019年1月9日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ a b c “FIA F2:ジュリアーノ・アレジが参戦へ。「新しい章の幕開けに興奮している」”. AUTO SPORT web (2018年12月10日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “ヨーロッパF3王者のミック・シューマッハーがFIA F2にステップアップ。「ドライビングスキル向上に必要なステップだ」”. AUTO SPORT web (2018年11月28日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “女性F1ドライバー誕生へ一歩前進? カルデロン、アーデンからF2に参戦決定”. motorsport.com (2018年10月12日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “キングがレイホール・レターマン・ラニガンからインディ500参戦。琢磨のチームメイトに”. AUTO SPORT web (2018年11月16日). 2019年5月24日閲覧。
- ^ “代役でF2に復帰するマルケロフ「復帰は1戦だけ、仲間たちとの再会が楽しみ」”. motorsport.com (2019年5月23日). 2019年5月24日閲覧。
- ^ “2019 Season Calendar Confirmed”. fiaformula2.com. (2018年12月5日) 2019年5月12日閲覧。
- ^ “FIA-F2第9戦ベルギー レース1:凍り付いたスパ、大クラッシュにより2周目でレース終了”. www.as-web.jp (2019年9月1日). 2019年9月4日閲覧。
- ^ “F2スパ・フランコルシャン戦のレース2は、死去したユベールに敬意を表しキャンセル”. jp.motorsport.com. 2019年9月4日閲覧。